砂川重信「理論電磁気学」
Maxwellの方程式から入っていき、特殊相対性理論までカバーしていて内容的には高度なのかもしれませんが、私が数学専攻だったためか、きっちり書かれている本書には難解という印象はなく、むしろ時間をかけて読めばよく分かる本だと感じます。内容だけではなく教育的な面からも名著だと思います。
タイトルには「理論」とありますが、物質の磁性、準定常電流などの記述もあり、後述するランダウ・リフシッツ「場の古典論」に比べると工学方面への応用にも向いているのではないかと思います。
これさえあればいいかな、ということで私の持っている書籍で「電磁気学」を銘打ってあるものはこれだけです。
上記は第2版ですが、現在は第3版が出ています。
Ermite Parfait
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