2020年11月26日木曜日

スーパーマーケットには頭がおかしい客が多いと思うことについて

スーパーマーケットには頭がおかしい客が多いと思うのは私だけでしょうか?

いくつかの例を挙げてみます。

1. レタスババア

洗わずに食べられるカットレタスのパックが置いてあるコーナーで、ババアが棚の奥にあるものまで10パック以上を全部片っ端から取り出してじっくり中身を見て、何も買わずに立ち去ったのを目撃しました。何の違いを見ているのか?どんな物だったら買うのか?意味が分かりません。散らかった棚を整理していた店員が気の毒です。

2. レタスババア別Version

次は普通の丸ごとレタスです。ババアがレタスを買おうと手に取って、それを床に落としてしまいました。ババアは落としたレタスを棚に戻し、別のレタスを自分のかごに入れました。自分のミスを自分で責任取るという当たり前のことができない、日本の政治家や官僚のようなくずっぷりです。

3. 豚小間ババア

1パック380円の豚小間切れみたいなコーナーに近づいてきたババアが自分のかごに入っていたパックを棚に戻し、別のパックを取っていきました。冷蔵商品を冷蔵庫から出して歩き回って返すって何?しかも同じパックの肉と取り換えるって何?

4. いいんだよババア

これは厳密にはスーパーの客かどうか分からないのですが、スーパーの駐車場入り口での出来事。私が駐車場に車を入れようとしていると前の歩道を母親、女子小学生、男子幼稚園児の3人が近づいてきたので通り過ぎるのを待つために停車しました。すると小学生は私をあまり待たせないようにと速足で通り過ぎて、「お母さん、早く早く。車が待っているよ。」と言いました。母親は「いいんだよ。」とタラタラと歩き続けました。何がいいんだよ。

5. とにかく面倒くさいババア

レジで私の前に並んでいたババア。何やら財布からカードを5,6枚出して使えるものを取ってくれという感じで店員に差し出していました。それだけで面倒くさい奴だなと思って汚いものを見るような目で見ていたのですが、支払いも商品券+カードみたいで時間がかかるし、駐車サービスとかの関係でしょうか、2,000円ちょっとで済ませたかったようで、2,000円を超えたところで残りの商品はいらないと、キャンセルしました。会計が終わって店員が私のレジ打ちをしているとき、そのババアが会計時に提示するとポイントをもらえるクーポンを店員に見せて、「これあったんだけど、もう駄目よね?」。店員がとまどって、「ちょっとお待ちください」と、とりあえず私のレジ打ちを済ませてから対応していました。私の後ろの人たちはしばし待機です。待たされる客も勝手な理由でキャンセルした商品を棚に戻す店員もいい迷惑です。

6. その他

買う物を選ぶのに家族に電話をかけて延々と話している奴などはガキじゃないんだからスーパーで買う物くらい自分で決めろよと思いますし、商品選び、会計、袋詰め、その他もろもろにめっちゃ時間がかかる奴などは日常の行為に慣れるという学習能力がゼロなのかと思いますし、人の邪魔になるところにぼーっと突っ立っている奴や、サッカー台のポリ袋やお弁当購入者用の割り箸を大量に持ち帰る奴など、私からしたらみんな頭おかし系です。

スーパーでの買い物が一番イライラするので、最近のコロナのこともあり、ネットスーパーの利用が増えています。

Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年10月21日水曜日

私の本棚45 - 方法序説

 最近読んだ哲学の本は

デカルト, 「方法序説」

有名な「我思う、ゆえに我あり。」の議論にしても、心臓は熱で膨張と収縮をする機械のようなものという理解にしても、かなりシンプルというか雑というか、いとをかしな感じですが、この時代の最先端なのでしょうね。

哲学する態度を知るには分かりやすい本だと思います。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年10月20日火曜日

私の本棚44 - 十五年戦争小史

かなり久し振りに哲学史以外の歴史の本を買いました。

江口圭一, 「十五年戦争小史」

確か大学時代に

木坂順一郎「昭和の歴史(7)太平洋戦争――大東亜共栄圏の幻想と崩壊」

を読んだのですが、失くしてしまい、絶版のようなので、代わりにこちらを買いました。

何年か前にサンディエゴのミッドウェイ博物館に行ってアウェイ感を味わってきましたが、なかなか興味深かったです。歴史に学べとは言いますが、本来学ぶべき人は学ばないのが常で、私が学んだところで意味はないのでしょうが、気にせずに読みましょう。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait


2020年10月8日木曜日

私の本棚43 - The Road to Reality

ノーベル物理学賞にRoger Penroseが選ばれました。おめでとうございます。

すでにノーベル賞を受賞している物理学者だと思っていたので、初めての受賞ということでちょっと驚きました。調べたらあのStephen Hawkingも受賞していないのですね。

ということで、反射的に買ってしまったのがこの本です。

Roger Penrose, "The Road to Reality: A Complete Guide to the Laws of the Universe"


目次は下記のとおりです。

1 The roots of science

2 An ancient theorem and a modern question

3 Kinds of number in the physical world

4 Magical complex numbers

5 Geometry of logarithms, powers, and roots

6 Real-number calculus

7 Complex-number calculus

8 Riemann surfaces and complex mappings

9 Fourier decomposition and hyperfunctions

10 Surfaces

11 Hypercomplex numbers

12 Manifolds of n dimensions

13 Symmetry groups

14 Calculus on manifolds

15 Fibre bundles and gauge connections

16 The ladder of infinity

17 Spacetime

18 Minkowskian geometry

19 The classical fields of Maxwell and Einstein

20 Lagrangians and Hamiltonians

21 The quantum particle

22 Quantum algebra, geometry, and spin

23 The entangled quantum world

24 Dirac's electron and antiparticles

25 The standard model of particle physics

26 Quantum field theory

27 The Big Bang and its thermodynamic legacy

28 Speculative theories of the early universe

29 The measurement paradox

30 Gravity's role in quantum state reduction

31 Supersymmetry, supra-dimensionality, and strings

32 Einstein's narrower path; loop variables

33 More radical perspectives; twister theory

34 Where lies the road to reality?

1,000ページを超える大作ですが、数学では複素数の基礎の基礎から多様体、ファイバーバンドルなど、物理学では解析力学、量子力学、場の量子論、弦理論などを扱っているのですから、逆に1,000ページ程度で良く収めたなぁ、と思ってしまいます。

ざっと見た感じでは少なくとも数学科や物理学科の人にとっては難解ではなさそうなので、時間さえあれば通読できそうな気がします。

それにしても、こんな分量の本を良く書けるなぁと感心します。私が現在持っている本でページ数がすごく多いと思うのは、この本以外だと

C.W. Misner, K.S. Thorne, J.A. Wheeler, "Gravitation"

L. Hörmander, "The Analysis of Linear Partial Differential Operators I - IV"

A. Kenny, "A New History of Western Philosophy"

などで、どれも1,000ページ超えです。

昔ちょっと読んだ"Molecular Biology of the Cell"とか"Molecular Biology of the Gene"とかも大部でしたね。

日本人の著書でこれくらいの大作ってあまり見ない気がします。海外の学者の「書く力」は別格なのでしょうか。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年9月29日火曜日

私の本棚42 - A New History of Western Philosophy

西洋哲学史の洋書を一冊。

Anthony Kenny, "A New History of Western Philosophy"

目次はこんな感じです。


Part One: Ancient Philosophy

1. Beginnings: From Pythagoras to Plato

2. Schools of Thought: From Aristotle to Augustine

3. How to Argue: Logic

4. Knowledge and its Limits: Epistemology

5. How Things Happen: Physics

6. What There Is: Metaphysics

7. Soul and Mind

8. How to Live: Ethics

9. God


Part Two: Medieval Philosophy

1. Philosophy and Faith: Augustine to Maimonides

2. The Schoolmen: From the Twelfth Century to the Renaissance

3. Logic and Language

4. Knowledge

5. Physics

6. Metaphysics

7. Mind and Soul

8. Ethics

9. God


Part Three: The Rise of Modern Philosophy

1. Sixteenth-Century Philosophy

2. Descartes to Berkeley

3. Hume to Hegel

4. Knowledge

5. Physics

6. Metaphysics

7. Mind and Soul

8. Ethics

9. Political Philosophy

10. God


Part Four: Philosophy in the Modern World

1. Bentham to Nietzsche

2. Peirce to Strawson

3. Freud to Derrida

4. Logic

5. Language

6. Epistemology

7. Metaphysics

8. Philosophy of Mind

9. Ethics

10. Aesthetics

11. Political Philosophy

12. God


各パートの前半は哲学者をだいたい時系列に追っていて、後半は哲学のテーマについて書かれていることが他書とは異なる点でしょうか。

1,000ページを超える大作なのでいったいいつになったら読み終えるのかは分かりませんが、ゆっくり進めていこうと思います。

西洋哲学史の洋書で別の候補としては

Bertrand Russell, "History of Western Philosophy"

も考えていました。

ラッセルのほうはみすず書房から日本語訳が新装合本で間もなく出版されますね。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年9月16日水曜日

私の本棚41 - 西洋哲学史(野田)

 西洋哲学史の書籍の追加です。

野田又夫, 「西洋哲学史」

前記事の東京大学出版会の「西洋哲学史」が古代、中世、近世、現代をカバーしているのに対し、こちらは副題の「ルネサンスから現代まで」のとおり、近世と現代を扱っています。

東大出版のほうは文体が文学的というか抒情的というか仰々しいというか、読みにくさを感じることが多かったですが、こちらはそういうこともなく、すっきりと書かれていて読みやすいです。巻末には略年表があって哲学者、哲学書、人文・社会の流れを見られます。

私としては東大出版のよりこのちくま学芸文庫の西洋哲学史のほうがお薦めです。

さて、有斐閣から出ている岩崎武雄の西洋哲学史はどうなんだろう?


Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年8月30日日曜日

私の本棚40 - 西洋哲学史(東京大学出版会)

 ちょっと哲学の書籍に戻ります。

原佑, 井上忠, 杖下隆英, 坂部恵, 「西洋哲学史」

内容は以下のとおりです。

第一篇 古代

 第一章 開花の季節 - ソクラテス以前の人々

 第二章 繚乱の季節 - アテナイ期の哲学

 第三章 残萼の季節 - ヘレニズム期およびローマ帝政期の哲学

第二篇 中世

 第一章 旅人の歩みの時代 - キリストと教父たち

 第二章 旅人の宿りの時代 - 学僧たち

第三篇 近世

 第一章 ルネサンス期の諸思想(一) - 人間への反省

 第二章 ルネサンス期の諸思想(二) - 世界への関心

 第三章 近代イギリス哲学の黎明 - ベイコンとホッブス

 第四章 デカルトとフランス哲学

 第五章 オランダ系デカルト派とスピノーザ

 第六章 イギリス古典経験論の誕生 - ジョン・ロック

 第七章 ライプニッツとドイツ哲学

 第八章 十八世紀イギリス哲学

 第九章 フランス啓蒙哲学

 第一〇章 カントとドイツ観念論

第四篇 現代

 第一章 ヘーゲルからマルクスへ

 第二章 新しい機運

 第三章 実存主義とその周辺

 第四章 英米哲学の動向

文章は固いですし、著者が複数で分担しているためか書き方の統一感が弱い気がしますが、全体の流れは掴めますし、哲学者の経歴・著作が簡潔にまとまっていたり、用語には原語が併記されていたりと、便利なところもあります。また、この本には何か所か折り込みの地図が入っていて、社会科の教科書っぽいのもいい感じです。

現在は中古でしか入手できなさそうですね。

Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年8月29日土曜日

私の本棚39 - 確率論(熊谷)

 続いても確率論です。

熊谷隆, 「確率論」

内容は以下のとおりです。

第1章 確率論の基礎

第2章 いろいろな確率過程

第3章 電気回路とランダムウォーク

これまで紹介してきた3冊の中では一番コンパクトです。第1章の「確率論の基礎」は50ページ余りで終わって確率過程の話に入るので、基礎に時間をかけたくない方や、舟木、伊藤などの他書で基礎を学んだ方が応用を見てみるのに向いていると思います。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月28日金曜日

私の本棚38 - 確率論(伊藤)

 続いても確率論の書籍です。

伊藤清, 「確率論」

内容は以下のとおりです。

第1章 有限試行

第2章 確率測度

第3章 確率論の基礎概念

第4章 独立確率変数の和

第5章 確率過程

カバー範囲は前述の舟木直久と似たような感じですが、こちらのほうがかなり細かいことまで書いてあります。確率論を本格的に勉強するのに本1冊で済ませたい場合には本書がベストでしょう。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月27日木曜日

私の本棚37 - 確率論(舟木)

 続いては、

舟木直久, 「確率論」

内容は以下のとおりです。

1. 確率論を学ぶにあたって

2. 確率論の基礎概念

3. 条件つき確率と独立性

4. 大数の法則

5. 中心極限定理と少数の法則

6. マルチンゲール

7. マルコフ過程

確率論の本は後の記事にも書きますが、伊藤清、熊谷隆も持っています。それらの中では本書が基本的なことを一番丁寧に書かれているため、最初の一冊にはベストだと思います。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月26日水曜日

私の本棚36 - 確率論の基礎概念

 確率論の書籍に入ります。まずは、

A.N. コルモゴロフ, 「確率論の基礎概念」

現在では確率論は測度論から入るのが当たり前ですが、この本が出版された当時は画期的だったようですね。

基礎概念を定式化して大数の法則までを書いているので応用的な話はありませんが、すっきりと綺麗にまとまっているので良いです。

現在出版されているのはちくま学芸文庫版です。東京図書版に少し追加されている内容があるようです。


Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月25日火曜日

私の本棚35 - Theorie der Funktionen mehrerer komplexer Veränderlichen

続いては、

H. Behnke, P. Thullen, Theorie der Funktionen mehrerer komplexer Veränderlichen


ドイツ語の本です。内容は以下のとおりです。

Kapitel I. Bereiche über dem erweiterten Raume
Kapitel II. Geometrische Grundlagen
Anhang zu Kap. I und II. Konstruktion und Theorie der komplexen Räume
Kapitel III. Darstellung regulärer Funktionen durch elementare Reihen
Anhang zu Kap. III. Funktionalanalytische Fortsetzungsmethoden
Kapitel IV. Singuläre Mannigfaltigkeiten
Anhang zu Kap. IV. Das Levische Problem
Kapitel V. Die Verteilung der Nullstellen und außerwesentlichen Singularitäten
Anhang zu Kap. V. Cartansche Verheftungstheorie
Kapitel VI. Theorie der Regularitätsbereiche und Regularitätshüllen
Anhang zu Kap. VI. Holomorphiegebiete
Kapitel VII. Abbildungstheorie
Anhang zu Kap. VII. Abbildungstheorie
Anhang. Kohärente analytische Garben

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月24日月曜日

私の本棚34 - Several Complex Variables

 続いては、

M. Hervé, Several Complex Variables


内容は以下のとおりです。

I. Basic Properties of Holomorphic Functions of Several Variables
II. The Ring of Germs of Holomorphic Functions at a Point
III. Analytic Sets: a Local Description
IV. Local Properties of Analytic Sets

これもコンパクトにまとまった本ですが、現時点では入手が難しそうです。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月23日日曜日

私の本棚33 - An Introduction to Complex Analysis in Several Variables

多変数函数論の書籍、続いては、

L. Hörmander, An Introduction to Complex Analysis in Several Variables

内容は以下のとおりです。

Chapter I: Analytic Functions of One Complex Variable
Chapter II: Elementary Properties of Functions of Several Complex Variables
Chapter III: Applications to Commutative Banach Algebras
Chapter IV: \(L^2\) Estimates and Existence Theorems for the \(\bar{\partial}\) Operator
Chapter V: Stein Manifolds
Chapter VI: Local Properties of Analytic Functions
Chapter VII: Coherent Analytic Sheaves on Stein Manifolds

ヘルマンダーらしく偏微分方程式の観点から簡潔にまとまった多変数複素解析の本です。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月22日土曜日

私の本棚32 - 多変数解析関数論

続いては 多変数函数論の書籍に移ります。

野口潤次郎「多変数解析関数論」

内容は以下のとおりです。

1. 正則関数

2. 岡の第1連接定理

3. 層のコホモロジー

4. 正則凸領域と岡-カルタンの基本定理

5. 正則領域

6. 解析的集合と複素空間

7. 擬凸領域と岡の定理

8. 連接層コホモロジーと小平の埋め込み定理

この本の副題が「学部生へおくる岡の連接定理」とあるように、岡潔を前面に出している点で他書とはアプローチが違っているように思います。本文の後に書かれている「連接性について」と「余録」も興味深いです。

現在販売されているのは第2版です。


Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月21日金曜日

私の本棚31 - 超函数の理論

 続いては、

L. シュワルツ「超函数の理論」

L. Schwartzの"Théorie des Distributions"の日本語訳で、内容は以下のとおりです。

第1章: 超函数の定義と一般的性質

第2章: 超函数の微分法

第3章: 超函数の位相空間、超函数の構造

第4章: 超函数のテンソル積

第5章: 超函数の乗法

第6章: 合成積

第7章: フーリエ変換

第8章: ラプラス変換

第9章: 多様体上のカレント

超函数(Distribution)について理論だけではなく背景や応用なども丁寧に書かれているのでとても参考になります。

現在はオンデマンド版が販売されているようです。


Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月20日木曜日

私の本棚30 - The Fourier Integral and Certain of Its Applications

 続いては、

N. Wiener, The Fourier Integral and Certain of Its Applications

最初に出版されたのが1933年ということでかなり古い本です。内容は以下のとおり。

Chapter I: Plancherel's theorem

Chapter II: The General Tauberian Theorem

Chapter III: The Special Tauberian Theorems

Chapter IV: Generalized Harmonic Analysis

コンパクトで読みやすい本なのでいいです。

Bien cordialement,

Ermite Parfait

2020年8月19日水曜日

私の本棚29 - An Introduction to Harmonic Analysis

 続いては、

Y. Katznelson, An Introduction to Harmonic Analysis

内容は以下のとおりです。

Chapter I: Fourier Series on T

Chapter II: The Convergence of Fourier Series

Chapter III: The Conjugate Function and Functions Analytic in the Unit Disc

Chapter IV: Interpolation of Linear Operators and the Theorem of Hausdorff-Young

Chapter V: Lacunary Series and Quasi-analytic Classes

Chapter VI: Fourier Transforms on the Line

Chapter VII: Fourier Analysis on Locally Compact Abelian Groups

Chapter VIII: Commutative Banach Algebras

以前に挙げたW. Rudinの本

私の本棚26 - Fourier Analysis on Groups

とかぶっている部分がありますが、こちらのほうが基礎的な本だと思います。

現在販売されているのは第3版で出版元も変わっているようです。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月18日火曜日

私の本棚28 - Nonlinear Functional Analysis

 続いては、

J.T. Schwartz, Nonlinear Functional Analysis

本書は無限次元の位相空間や多様体の観点で非線形解析を扱っています。内容は以下のとおりです。

Chapter I: Basic Calculus

Chapter II: Hard Implicit Functional Theorems

Chapter III: Degree Theory and Applications

Chapter IV: Morse Theory on Hilbert Manifolds

Chapter V: Category

Chapter VI: Applications of Morse Theory to Calculus of Variations in the Large

Chapter VII: Applications

Chapter VIII: Closed Geodesics on Compact Riemannian Manifolds

200ページほどのコンパクトな本で記述も簡潔にまとまっています。

現在は中古でしか入手できなさそうですね。

Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年8月11日火曜日

スマートフォンのスタンドというか三脚というか Part 2

 前の記事でスマートフォンのスタンドというか三脚というか分からないものを買ったことを書きました。

スマートフォンのスタンドというか三脚というか

買って早々、似たようなものをもう1つ買いました。取り外して別の三脚に付けられるとか、そういう機能はいらないから、もっとスタイリッシュなほうがいいとか言いよるので。

左が前回購入したもの、右が今回のものです。

前回の黒いほうはばねでスマホを挟み込みますが、今回の白いほうはただ乗せるだけです。

スタンド自体は今回の白いほうが重くてしっかりとしています。

縦置きももちろんできます。

スマホの角度は適当に変えられますが、縦置きだと後ろに傾けすぎると倒れそうなので、要注意です。

今回の白いほうはiPadも置けます。

iPadは横置きでも傾けると倒れそうになるのでほぼ直立で使用した方が良さそうです。縦置きも直立のみなら大丈夫そうです。

また今回の白いほうは角度調節だけではなく、高さ調節も可能です。

スマホを動かさないのであれば今回の白いほうが手軽でしょう。前回の黒いほうは軽くてコンパクトなので持ち運びにはいいですし、グリップとして利用したり市販の三脚にセットしたりという使い方ができるのがいいです。

Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年8月9日日曜日

スマートフォンのスタンドというか三脚というか

Don't Go To キャンペーンの最中、妻がオンライン飲み会をするのでスマホスタンドが欲しいというので適当に探して買ってみました。

届いたものはこんなのでした。

はて、どうやって使うのだろう・・・と考えること小一時間、もかかっていませんが、こんな風になります。

グリップみたいなところを開くと三脚になり、上部にスマホを挟み込みます。ばねの力で挟むので、挟む部分を手で押し広げてスマホを入れて手を離すだけです。ばねは結構強いですし、滑り止めのゴムも貼ってあるので簡単に落ちることはなさそうです。

iPhone 6 Plusを入れてみました。

360度回転するので横にもできます。

真正面向きの固定ではなく、少し上向きにも角度を変えられます。

また、グリップ部分とスマホ固定部分はネジで分離できます。

このネジが普通の三脚と同じサイズのようで、スマホ固定部分を別の三脚にセットすることができます。三脚を持っている方はスマホ用アダプターとしても利用できるわけです。

三脚を使えばスタンドとして、三脚を閉じグリップにして自撮り、別の三脚にセットなど、いろいろ使えそうです。とても軽いので持ち運びも便利です。

来週の妻のオンライン飲み会で使い勝手を試してもらいます。

Bien cordialement,

Ermite Parfait


2020年8月7日金曜日

私の本棚27 - Functional Analysis

以前に微分方程式の書籍


を紹介しましたが、同じ吉田耕作による函数解析の本です。YoshidaではなくYosida(笑)。

K. Yosida, Functional Analysis


この本は内容が盛りだくさんです。

I. Semi-norms
II. Applications of the Baire-Hausdorff Theorem
III. The Orthogonal Projection and F. Riesz' Representation Theorem
IV. The Hahn-Banach Theorems
V. Strong Convergence and Weak Convergence
VI. Fourier Transform and Differential Equations
VII. Dual Operators
VIII. Resolvent and Spectrum
IX. Analytical Theory of Semi-groups
X. Compact Operators
XI. Normed Rings and Spectral Representation
XII. Other Representation Theorems in Linear Spaces
XIII. Ergodic Theory and Diffusion Theory
XIV. The Integration of the Equation of Evolution

記述は簡潔ですが飛躍したりはしないので読めば理解はできるのですが、定義 - 定理 - 証明 ・・・と延々と続くので心が折れてしまうことはあります。通読するよりは辞書的な使い方のほうが価値があると思います。

読んでいて面白いのはW. Rudin


もしくは、コルモゴロフ, フォミーンでしょう。


私が持っているのはハードカバーですが、現在販売されているのはソフトカバーのようです。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月6日木曜日

私の本棚26 - Fourier Analysis on Groups

W. Rudinの書籍


を挙げたので、同じ著者の本をもう一冊。

W. Rudin, Fourier Analysis on Groups


本書の構成は下記のとおりです。

Chapter 1: The Basic Theorems of Fourier Analysis
Chapter 2: The Structure of Locally Compact Abelian Groups
Chapter 3: Idempotent Measures
Chapter 4: Homomorphisms of Group Algebras
Chapter 5: Measures and Fourier Transforms on Thin Sets
Chapter 6: Functions of Fourier Transforms
Chapter 7: Closed Ideals in \(L^1(G)\)
Chapter 8: Fourier Analysis on Ordered Groups
Chapter 9: Closed Subalgebras of \(L^1(G)\)

Appendixに位相、Banach環、測度論が簡単にまとめられてはいますが、基本的にこのあたりは理解した上で読むものでしょう。初っ端にHaar Measureも出てきますので、


を必要であれば読むとよいでしょう。

一つ前の記事の「Functional Analysis」に比べると少し読みにくいかもしれませんが、類書できちんとまとまったものもあまり見かけないので、価値のある本だと思います。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月5日水曜日

脱Microsoft急遽スタート

Microsoftアカウントが突然ロックされました。


マイクロソフトのサービス規約に反するアクティビティーがあったとのことで、アンロックしたければ電話番号を入れて確認コードを取得しなければならないそうです。

アカウントは数日前に作成したばかりで、動作確認のために小さいファイルを数個OneDriveに置いてPCとスマホからアクセスできるかどうかを確認した程度。その何が規約違反なのかさっぱり不明。携帯電話番号を収集したいだけのような気がします。

携帯番号を入れるしか前に進みようがないのですが、発想の転換、前に進むのを止めて後ろに進むことにしました。要するにMicrosoftの製品とサービスを使わない方向へ向かいます。

OneDriveにたくさん書類を入れて本格的に運用していて突然訳も分からずロックされるなんて考えたら怖いので、使わない方が賢明と判断しました。今のタイミングで分かって良かったとも言えます。

すでにスマホとタブレットからはExcelやOneDriveなどのアプリを削除しましたが、これからやるべきことは、

・Skypeの代替手段を探す
  - Microsoftアカウントは使っていないがSkypeも止める方向で検討

・Microsoft製品を使わない生活を確立する
  - 特にOffice関連の書類編集作業を他社製品で行うことに慣れる

・Windowsからも脱却する
  - Ubuntu環境を構築し、それをメインとするプロセスを作る

などがあります。

現実には他人とのやり取りでWindows、Office、Skypeを使わざるを得ないこともあるので完全な脱Microsoftはできませんが、できる範囲でやっていこうと思います。

そうか。Dropboxもパソコンとリンクするか有料プランにアップグレードしないと写真のバックアップを取れないので止める方向で進めているんだっけ。いろいろ大変だ。

進展があり次第アップします。

Bien cordialement,
Ermite Parfait


私の本棚25 - Functional Analysis

函数解析の書籍、続いては、

W. Rudin, Functional Analysis


この本は先述のコルモゴロフ, フォミーンの


とは異なり、集合と位相、ルベーグ積分などは前提として、位相線形空間から超函数(Distributions)とFourier変換、Banach環とスペクトル理論をカバーしています。

記述は無駄なくすっきりとしていますが無味乾燥ではないので、通読するにも適していると思います。

現時点では中古でしか入手できなさそうなのが難点でしょうか。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

ベイズの定理

統計学におけるベイズの定理は次のようなものです。

$$ P(B|A) = \frac{P(B)\cdot P(A|B)}{P(A)} $$ 
これはAが結果、Bが原因の場合に、原因が発生する確率P(B)(事前確率と呼ぶ)と原因の下で結果が発生する確率P(A|B)などから、結果が分かった場合に原因が発生していた確率P(B|A)(事後確率と呼ぶ)を計算するものです。

分かりにくいので例を挙げます。コロナウイルスの話で最近はよく目にするPCR検査についてです。

Aは検査が陽性という結果の事象、Bは実際に感染しているという原因を表す事象とすると、

P(B|A): 検査陽性だった人が実際に感染している確率
P(B): 感染している人の割合(罹患率:神のみぞ知る)
P(A|B): 感染している人が検査陽性になる確率(感度
P(A): 検査陽性の人の割合

となります。

最後のP(A)は以下のように計算できます。
\begin{eqnarray} P(A) &=& 検査陽性の割合 \\ &=& 感染かつ検査陽性の割合 + 非感染かつ検査陽性の割合 \\ &=& P(B) \cdot P(A|B) + (1 - P(B)) \cdot P(A|B^c) \\ &=& P(B) \cdot P(A|B) + (1 - P(B)) \cdot (1- P(A^c|B^c)) \end{eqnarray}

式の最後の項 \(P(A^c|B^c)\) は非感染者が検査で陰性となる確率(特異度)を表します。

ニュースなどでPCR検査の感度は0.7、特異度は0.99ほどと言われているようなので、その数字に加えて、仮に罹患率 P(B) が0.02だとしてP(B|A)、すなわち、検査陽性の人が本当に感染している確率を求めてみましょう。 \begin{eqnarray} P(B|A) &=& \frac{P(B)\cdot P(A|B)}{P(A)} \\ &=& \frac{0.02 \cdot 0.7} {0.02 \cdot 0.7 + (1 - 0.02) \cdot (1 - 0.99)} \\ &=& 0.588... \end{eqnarray}

神のみぞ知る罹患率が0.02のときには検査陽性ならば59%ほどの確率で感染していることになります。罹患率を少し変えてみると、

罹患率0.005: 26%
罹患率0.05: 79%

となります。

要するに、罹患率が低い場合には検査陽性の信頼性は低く、罹患率が高い場合には信頼性も高くなるということです。疑わしい人だけ検査した結果の陽性率が0.06程度だとすると、市中の罹患率はそれよりはかなり低いと思われるので、陽性 = 感染者とするのはかなり雑な判断だと考えられます。

同様の計算で検査陰性の人が本当に感染していない確率は上の罹患率の範囲内では98%以上なので、陰性なら検査時点での感染の疑いはあまりないことになります。

検査なんてそのようなものなので、極端に安心したり不安になったりするのは良くないでしょう。ましてや、検査陽性になった人を叩くなどもってのほかです。誰でも感染するリスクはあるのですから、次は我が身です。落ち着いて行動しましょう。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年8月4日火曜日

私の本棚24 - 函数解析の基礎

函数解析の書籍の紹介です。

コルモゴロフ, フォミーン「函数解析の基礎」


本書の構成は下記のとおりです。

[上巻]
第1章 集合論の基礎
第2章 距離空間と位相空間
第3章 ノルム空間と位相線形空間
第4章 線形汎函数と線形作用素
5章 測度論
[下巻]
第6章 Lebesgue不定積分, 微分論
第7章 可積分函数の空間
第8章 三角級数, Fourier変換
第9章 線形積分方程式
第10章 線形空間における微分法の基礎
補遺 Banach環

集合と位相、測度論・積分論などは後の参照目的に概要を羅列しているのではなく、丁寧に説明しているのでその分野の学習にも役立つと思います。それらを利用して函数解析の基礎的な部分を理解することができます。

物理学書ではランダウ、リフシッツ、数学書ではアーノルドなどもそうですが、ロシア系の学者の特徴なのでしょうか、物事の本質、意味を理解させようとする教育的な配慮は本書でも強く感じます。定義-定理-証明・・・が延々と続く本とは違って読んでいて飽きません。

とてもお薦めの一冊、というか二冊です。

現在出版されているのは下記のオンデマンド版のようです。




本書を読んでもう少し高度な本を読みたい場合は、W. Rudin
Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年7月29日水曜日

私の本棚23 - 量子力学

次は量子力学です。

砂川重信「量子力学」


先に挙げた「理論電磁気学」と同じ著者によるものです。

こちらも内容がしっかりしていて教育的配慮もされていていい本ですが、「理論電磁気学」に比べてしまうと「これだけ読めばいい」感は薄れるかもしれません。量子力学については後で挙げる数々の本がそれぞれ素晴らしいためでもあります。

カバーしている内容は量子力学の基礎理論から1粒子問題、角運動量とスピン、摂動論、多粒子系、散乱、量子電磁気学です。

内容は高度でも説明は丁寧なので、この本も時間をかけてじっくり読めばしっかりと理解できると思います。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年7月28日火曜日

私の本棚22 - 力学・場の理論

続いてもランダウ・リフシッツです。

ランダウ,リフシッツ「力学・場の理論」


本書はランダウ・リフシッツの物理学小教程というものの1冊で、前に挙げたランダウ・リフシッツの理論物理学教程の

私の本棚12 - 力学
私の本棚21 - 場の古典論

を抜粋してコンパクトにまとめたようなものになります。

「力学」、「場の古典論」と大きく異なるのは本書では一般相対性理論をカバーしていないことです。それ以外は章立てが異なったり、同じ章でも省かれている内容があったりしますが、大方同じものと考えてよいかと思います。それなので、文庫本とは言っても読むのが簡単な本ではありません。

値段やサイズはお手頃なので、1冊持っておいて損はないかと思います。


Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年7月27日月曜日

私の本棚21 - 場の古典論

物理学書の整理に戻って、次は、

ランダウ, リフシッツ「場の古典論」


本書は有名なランダウ・リフシッツの理論物理学教程の1冊で、電気力学から相対論的宇宙論までを電磁場、重力場という場の観点からカバーしている、かなり内容は高度なものです。

電磁気学を学ぶなら先述の砂川重信「理論電磁気学」のほうが良さそうですし、相対性理論も他にいろいろ良書があるので本書でなければならないこともないでしょうが、両方を場として一貫して理論展開しているのが本書の特徴だと思います。

それなので、電磁気学と相対性理論を他の良書で学んだ後に本書で再度見直すという使い方がいいのかもしれません。


Bien cordialement,
Ermite Parfait

Dropboxの疑問

スマートフォン(Xperia 10 II)を買ったのでその設定をいろいろとする中で、Dropboxもインストールしました。

写真をDropboxに自動でバックアップする設定にしようとしたら、この画面。


アップグレードして容量を追加するかパソコンをリンク

有料プランに変更するか、それが嫌ならパソコンでもDropboxを利用しないとカメラアップロード機能は使えないようです。そんな仕様なの?とDropboxのウェブサイトを見てみると次の記述がありました。

Dropbox Basic ユーザーは、ご利用のパソコンに Dropbox デスクトップ アプリケーションをインストールし、カメラアップロードを使用する必要があります。

まあ、ダメなものはダメで仕方がないのですが、ふと疑問が。

有料プランへ誘導したいのは分かります。企業ですから利益が欲しいのは当然です。そうだとすると、Dropbox社はパソコンにリンクさせることでも利益を得られる、と推測できますが、それはどのような形で実現される利益なのでしょうか?

謎です。

パソコンはあるのでリンクしてもいいのですが、何か解せないので、当面はDropboxを使わずに他のアプリを利用する方向で考えることにしました。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

2020年7月26日日曜日

私の本棚20 - 理論電磁気学

続いては、

砂川重信「理論電磁気学」


Maxwellの方程式から入っていき、特殊相対性理論までカバーしていて内容的には高度なのかもしれませんが、私が数学専攻だったためか、きっちり書かれている本書には難解という印象はなく、むしろ時間をかけて読めばよく分かる本だと感じます。内容だけではなく教育的な面からも名著だと思います。

タイトルには「理論」とありますが、物質の磁性、準定常電流などの記述もあり、後述するランダウ・リフシッツ「場の古典論」に比べると工学方面への応用にも向いているのではないかと思います。

これさえあればいいかな、ということで私の持っている書籍で「電磁気学」を銘打ってあるものはこれだけです。

上記は第2版ですが、現在は第3版が出ています。

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Bien cordialement,
Ermite Parfait