ちょっと哲学の書籍に戻ります。
原佑, 井上忠, 杖下隆英, 坂部恵, 「西洋哲学史」
内容は以下のとおりです。
第一篇 古代
第一章 開花の季節 - ソクラテス以前の人々
第二章 繚乱の季節 - アテナイ期の哲学
第三章 残萼の季節 - ヘレニズム期およびローマ帝政期の哲学
第二篇 中世
第一章 旅人の歩みの時代 - キリストと教父たち
第二章 旅人の宿りの時代 - 学僧たち
第三篇 近世
第一章 ルネサンス期の諸思想(一) - 人間への反省
第二章 ルネサンス期の諸思想(二) - 世界への関心
第三章 近代イギリス哲学の黎明 - ベイコンとホッブス
第四章 デカルトとフランス哲学
第五章 オランダ系デカルト派とスピノーザ
第六章 イギリス古典経験論の誕生 - ジョン・ロック
第七章 ライプニッツとドイツ哲学
第八章 十八世紀イギリス哲学
第九章 フランス啓蒙哲学
第一〇章 カントとドイツ観念論
第四篇 現代
第一章 ヘーゲルからマルクスへ
第二章 新しい機運
第三章 実存主義とその周辺
第四章 英米哲学の動向
文章は固いですし、著者が複数で分担しているためか書き方の統一感が弱い気がしますが、全体の流れは掴めますし、哲学者の経歴・著作が簡潔にまとまっていたり、用語には原語が併記されていたりと、便利なところもあります。また、この本には何か所か折り込みの地図が入っていて、社会科の教科書っぽいのもいい感じです。
現在は中古でしか入手できなさそうですね。
Bien cordialement,
Ermite Parfait
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