続いても確率論です。
熊谷隆, 「確率論」
内容は以下のとおりです。
第1章 確率論の基礎
第2章 いろいろな確率過程
第3章 電気回路とランダムウォーク
これまで紹介してきた3冊の中では一番コンパクトです。第1章の「確率論の基礎」は50ページ余りで終わって確率過程の話に入るので、基礎に時間をかけたくない方や、舟木、伊藤などの他書で基礎を学んだ方が応用を見てみるのに向いていると思います。
続いても確率論です。
熊谷隆, 「確率論」
内容は以下のとおりです。
第1章 確率論の基礎
第2章 いろいろな確率過程
第3章 電気回路とランダムウォーク
これまで紹介してきた3冊の中では一番コンパクトです。第1章の「確率論の基礎」は50ページ余りで終わって確率過程の話に入るので、基礎に時間をかけたくない方や、舟木、伊藤などの他書で基礎を学んだ方が応用を見てみるのに向いていると思います。
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続いても確率論の書籍です。
伊藤清, 「確率論」
内容は以下のとおりです。
第1章 有限試行
第2章 確率測度
第3章 確率論の基礎概念
第4章 独立確率変数の和
第5章 確率過程
カバー範囲は前述の舟木直久と似たような感じですが、こちらのほうがかなり細かいことまで書いてあります。確率論を本格的に勉強するのに本1冊で済ませたい場合には本書がベストでしょう。
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続いては、
舟木直久, 「確率論」
内容は以下のとおりです。
1. 確率論を学ぶにあたって
2. 確率論の基礎概念
3. 条件つき確率と独立性
4. 大数の法則
5. 中心極限定理と少数の法則
6. マルチンゲール
7. マルコフ過程
確率論の本は後の記事にも書きますが、伊藤清、熊谷隆も持っています。それらの中では本書が基本的なことを一番丁寧に書かれているため、最初の一冊にはベストだと思います。
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確率論の書籍に入ります。まずは、
A.N. コルモゴロフ, 「確率論の基礎概念」
現在では確率論は測度論から入るのが当たり前ですが、この本が出版された当時は画期的だったようですね。
基礎概念を定式化して大数の法則までを書いているので応用的な話はありませんが、すっきりと綺麗にまとまっているので良いです。
現在出版されているのはちくま学芸文庫版です。東京図書版に少し追加されている内容があるようです。
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続いては、
M. Hervé, Several Complex Variables
L. Hörmander, An Introduction to Complex Analysis in Several Variables
続いては 多変数函数論の書籍に移ります。
野口潤次郎「多変数解析関数論」
内容は以下のとおりです。
1. 正則関数
2. 岡の第1連接定理
3. 層のコホモロジー
4. 正則凸領域と岡-カルタンの基本定理
5. 正則領域
6. 解析的集合と複素空間
7. 擬凸領域と岡の定理
8. 連接層コホモロジーと小平の埋め込み定理
この本の副題が「学部生へおくる岡の連接定理」とあるように、岡潔を前面に出している点で他書とはアプローチが違っているように思います。本文の後に書かれている「連接性について」と「余録」も興味深いです。
現在販売されているのは第2版です。
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続いては、
L. シュワルツ「超函数の理論」
L. Schwartzの"Théorie des Distributions"の日本語訳で、内容は以下のとおりです。
第1章: 超函数の定義と一般的性質
第2章: 超函数の微分法
第3章: 超函数の位相空間、超函数の構造
第4章: 超函数のテンソル積
第5章: 超函数の乗法
第6章: 合成積
第7章: フーリエ変換
第8章: ラプラス変換
第9章: 多様体上のカレント
超函数(Distribution)について理論だけではなく背景や応用なども丁寧に書かれているのでとても参考になります。
現在はオンデマンド版が販売されているようです。
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続いては、
N. Wiener, The Fourier Integral and Certain of Its Applications
最初に出版されたのが1933年ということでかなり古い本です。内容は以下のとおり。
Chapter I: Plancherel's theorem
Chapter II: The General Tauberian Theorem
Chapter III: The Special Tauberian Theorems
Chapter IV: Generalized Harmonic Analysis
コンパクトで読みやすい本なのでいいです。
Bien cordialement,
続いては、
Y. Katznelson, An Introduction to Harmonic Analysis
内容は以下のとおりです。
Chapter I: Fourier Series on T
Chapter II: The Convergence of Fourier Series
Chapter III: The Conjugate Function and Functions Analytic in the Unit Disc
Chapter IV: Interpolation of Linear Operators and the Theorem of Hausdorff-Young
Chapter V: Lacunary Series and Quasi-analytic Classes
Chapter VI: Fourier Transforms on the Line
Chapter VII: Fourier Analysis on Locally Compact Abelian Groups
Chapter VIII: Commutative Banach Algebras
以前に挙げたW. Rudinの本
私の本棚26 - Fourier Analysis on Groups
とかぶっている部分がありますが、こちらのほうが基礎的な本だと思います。
現在販売されているのは第3版で出版元も変わっているようです。
続いては、
J.T. Schwartz, Nonlinear Functional Analysis
本書は無限次元の位相空間や多様体の観点で非線形解析を扱っています。内容は以下のとおりです。
Chapter I: Basic Calculus
Chapter II: Hard Implicit Functional Theorems
Chapter III: Degree Theory and Applications
Chapter IV: Morse Theory on Hilbert Manifolds
Chapter V: Category
Chapter VI: Applications of Morse Theory to Calculus of Variations in the Large
Chapter VII: Applications
Chapter VIII: Closed Geodesics on Compact Riemannian Manifolds
200ページほどのコンパクトな本で記述も簡潔にまとまっています。
現在は中古でしか入手できなさそうですね。
Bien cordialement,
Ermite Parfait
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