カール・ヤスパース(Karl Jaspers)「哲学入門」
ヤスパースの「哲学入門」も哲学の歴史や過去の哲学者の理論を紹介することではなく、どう哲学するかを中心に書かれた本です。
ラッセルの「哲学入門」が論理的に課題を提起してそれに客観的な考察を加えていく傾向があるのに対し、ヤスパースのほうは自説を説いている印象を持ちます。愛とか超越者とかが多用されているのもそのせいかもしれません。
私としてはラッセルのほうが理解しやすいですが、ヤスパースのほうも一般の人向けに平易な解説をしているので、どちらも読んでみる価値はあると思います。
Ermite Parfait
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