2020年7月17日金曜日

Go To キャンペーンの混乱

Go To キャンペーンが混乱していますね。

感染対策と経済対策は相反する部分が多いので難しいのは確かですが、やはり政府が全体を考える能力に欠けているという印象を持ちます。

感染対策は国内のみならず海外との人・物の移動も含むのでマクロな問題ですが、目先の経済対策に関して言えば窮している観光、飲食などを救うのはミクロな問題と考えられます。

現状の混乱は国民がマクロ問題を最も懸念しているところに政府がミクロ問題を優先させているという、ある種の矛盾から起きている気がします。そうなる原因は政府の縦割り、お友達優遇などではないかと思います。

マクロな問題は政府しか対応できないのですから、国は現時点では感染対策を中心に考えるべきでしょう。

それではミクロな直近の経済対策は誰が考えるか?各都道府県が考えればいいのです。経済的なダメージは地域によって違います。観光がメインの地域は観光業を支えなければいけませんし、輸出が盛んな地域は国内向けに切り替えるなどの方策が必要かもしれません。

そのような現場に即した緊急の経済対策を考えるのは各自治体のほうが得意でしょう、というか、そうでないといけないはずです。

それなので、私としてはGo To キャンペーンのような矛盾した対応ではなく、

・国は感染対策を中心に考える
・個別の緊急経済対策は国が自治体に(中抜きなしで)交付金を出して任せる
・国と自治体は緊密に速やかに必要な連携をする

のがいいのではないかと思っています。感染がある程度落ち着いた後に長期的な経済対策を国が主導する、ということで。

確かなことは分かりませんが、少なくとも考えている私が存在していることは間違いない。Je pense, donc je suis. - 我思う故に我あり。みたいな。

Bien cordialement,
Ermite Parfait

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