続いても力学です。
V.I. Arnold, Mathematical Methods of Classical Mechanics
これは古典力学を数学的に書いた本で、以下の構成になっています。
Part I: Newtonian Mechanics
Part II: Lagrangian Mechanics
Part III: Hamiltonian Mechanics
ここまでで300ページほどで、残りの200ページほどがAppendixとしてRiemannian CurvatureやらContact Structuresやら16のトピックの解説に充てられています。
同じ著者による"Ordinary Differential Equations"と同様に図解が多いものの、多様体や微分形式も出てくるなど幾何学寄りの記述が多いので、普通に力学を学ぶにはランダウ・リフシッツや山内恭彦のほうが読みやすいのかなと思います。でも幾何学は相対性理論などを学ぶ際に有用です。ロシア系の著者らしい、意味を分からせる説明の行き届いた本書でじっくりと学んでおくのも良いかもしれません。
Bien cordialement,
Ermite Parfait
0 件のコメント:
コメントを投稿